北海道から沖縄に移住する時には沖縄の企業に就職しよう!という人も少なくないと思います。
同じ日本国内とはいえ、距離的には2000km以上離れた都市なので企業を取り巻く環境にも様々な違いがあります。
そんな北海道と沖縄の「仕事の満足度」を収入・求人数・ストレス・労働時間の4つのランキングデータを集めて比較、まとめてみました。

沖縄の同業種に転職した場合、給料は下がるのかな?

企業の平均年収などからわかる事も色々ありますね!
- 北海道から沖縄に転職を考えている
- 北海道と沖縄の仕事環境の違いを知りたい
- 北海道と沖縄の優良企業について知りたい
企業の平均年収

まずは沖縄と北海道のTOP10企業の平均年収をランキングで見て行きます。
両者の企業の事業内容や年収の違いなどを見てみると面白いですね。
沖縄の企業
企業名 | 平均年収 |
---|---|
沖縄電力株式会社 | 777万円 |
沖縄セルラー電話株式会社 | 715万円 |
株式会社琉球銀行 | 610万円 |
オリオンビール株式会社 | 577万円 |
株式会社沖縄銀行 | 561万円 |
株式会社 りゅうせき | 558万円 |
琉球セメント株式会社 | 507万円 |
株式会社サンエー | 498万円 |
久米島製糖株式会社 | 450万円 |
北部製糖株式会社 | 448万円 |
北海道の企業
企業名 | 平均年収 |
---|---|
札幌テレビ放送株式会社 | 1046万円 |
株式会社ニトリホールディングス | 868万円 |
北海道電力株式会社 | 724万円 |
雪印メグミルク株式会社 | 720万円 |
株式会社 進学会ホールディングス | 714万円 |
株式会社北弘電社 | 675万円 |
株式会社北洋銀行 | 657万円 |
株式会社アインホールディングス | 654万円 |
株式会社ツルハホールディングス | 653万円 |
株式会社ロジネットジャパン | 640万円 |
経済規模の違いもありますので、簡単に比較する事は難しいのですね。
パッと見た感じは北海道の企業の年収が高く見えます。
しかし、同業種であろう電力会社の年収は北海道電力が724万に対し沖縄電力が777万と53万円上回っています。

銀行はどうかな?

琉球銀行が610万円、沖縄銀行が561万に対して北洋銀行は657万ですね。
ちなみに北海道銀行はランキング外でした。(約550万とのこと)
ちなみに東京にあるそれぞれの物産展アルバイトの時給を比較してみたところ
北海道(どさんこプラザ) 時給1,075円、沖縄(わしたショップ)時給1,050円と北海道がやや高いという結果でした。
バイト代に関しては人を集めるという側面もあるので一概に待遇としては比較しにくいですね。
有効求人倍率

続いては有効求人倍率を見て行きます。
優良企業が多くても就職できなければ意味がありません。
厚生労働省から発表されている都道府県別のデータを見て行きます。
順位 | 都道府県名 | 倍率 |
---|---|---|
1 | 福井 | 1.85 |
2 | 島根 | 1.68 |
3 | 岐阜 | 1.61 |
4〜39 | <省略> | |
40 | 北海道 | 1.11 |
47 | 沖縄 | 0.83 |
【仕事を求める人の人数】に対する【有効求人数】の比率のこと。 求職者1人に対して、何件の求人があるかを示す指標です。
北海道と沖縄はランキング下位10位内での戦いという悲しい結果でした。
ただ、流行病からの回復で沖縄、北海道ともに改善傾向ではありました。

観光がキモの沖縄としてはこれからに期待かな

外国人観光客の本格的な受け入れには検疫対策などの課題があるようです。
北海道は辛うじて1倍を超えていますが沖縄は1倍以下となっています。
やはり観光業が賑わっていないことには沖縄の就業状態の改善は難しそうです。
仕事のストレス

続いては生活の豊かさに直結しやすい仕事でのストレスについてのランキングを見て行きます。
仕事のストレス度
年間2000万人が訪れる企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が2019年に発表した仕事のストレス度が低い都道府県ランキングでは沖縄県が1位、北海道が30位という結果となっていました。

記事によると沖縄県内は就業者全体の8割が観光業などの第3次産業という事もあり、自然を生かした観光業などに従事する人が多い結果が反映されているのではないかという事でした。

北海道は大体中間くらいとなっていますね。
心理的なストレス

ちなみに少し時期がズレていますが2020年にこちらで発表されている記事の内容では
心理的なストレスの状態が良い(ストレスが少ない)都道府県ランキングの1位に北海道が入っていました。

北海道が1位はちょっと意外だったのですが肉体的なストレス(寒い)が勝るのかもしれません笑
ストレスオフ
一般社団法人日本リカバリー協会が発表したストレスオフ県ランキング2021によるとコロナ禍で最もストレスオフだった第1位は茨城県でした。

沖縄県が30位、北海道が42位となっていますが、算出方法が全国平均を100とした上で最大値と最小値の差を計算したものを使用しているようだったので、はじめの2つランキングから考えると北海道と沖縄にはそもそもオフするストレスが少ないとも考えられそうです。

仕事より冬が寒すぎてストレス・・・

私は職場が寒い、、というストレスを感じていました笑
働きやすさ

働きやすい都道府県ランキング
キャリコネでは「働きやすい都道府県ランキング」というものもあり、こちらについては沖縄が1位、北海道が32位となっています。

ランキングは「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目の評価の平均点(総合評価・5点満点)を都道府県別に抽出して作成したものだそうです。
これは先ほどの仕事のストレス度ランキングと通ずるものがある結果となっていますね。

沖縄の人は給与には満足していなさそうだけど・・・

給与ももちろん大切だけどその他の項目も同じくらい大事だよね!
労働時間の比較

全国労働時間ランキング

ちなみに1位の岩手県は総実労働時間から148.2/138.5/9.7/19.3/となっていました。
沖縄の方が労働時間が長い
意外だったのが沖縄の労働時間が北海道よりも長い点。
働き方についてものんびりしているという傾向があるようにも見えます。

職場によりそうだけどね。

北海道は寒いからサッサと帰りたい人が多い気がします!笑
余談:北海道と沖縄にある時差
時差と言って良いのかわかりませんが、北海道と沖縄には日の出、日没の時間に結構な違いがあるので、その辺りも働く時間に影響しているのではないかと個人的には思います。

と思ってちゃんと調べてみたのですが日の入りはそんなに変わりませんでした。
6月の札幌は日の出から日の入りまで15時間23分あるのに対して那覇は13時間47分しかありません。
これがどう影響してくるのか調べてみたら面白そうですね。

「日の出」より「日の入り」に起きている人の方が圧倒的に多いので沖縄の1日が長く感じる人の方が多そうです!
まとめ
今回は北海道と沖縄の仕事を収入・求人数・ストレス・労働時間で比較して、満足度について考えてみました。
比較の簡単な一覧表は以下の通りです。
ランキング | 北海道 | 沖縄 |
---|---|---|
上位10社の平均年収 | 735.1万 | 570.1万 |
有効求人倍率 | 1.11 | 0.83 |
ストレスの少なさ | 全国平均の中間くらい | 全国平均より少ない |
働きやすさ | 全国平均の中間くらい | 全国平均より働きやすい |
今回調べてみての私の感想は以下の3点です。
- ストレスが少なく働きやすい沖縄は全国的に見ても人気
- 人気がゆえに人が集まり、求人数が足りない
- 人が多いので年収も抑えられている(低くても人が集まる)
皆さんの目にはどう映りましたか?ご意見などコメント頂けると嬉しいです。
以上、【ランキング対決】北海道と沖縄 仕事の満足度を比較してみた!でした。

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