北海道と沖縄は約2500kmも離れています。
旅行でも様々な違いを感じる北海道と沖縄ですが、移住した事で特に感じそうな違いもあります。
今回は既に沖縄へ移住した方や沖縄在住の方の意見を参考に違いを3つピックアップしてみました。
実際に住んでみないとわからないのは当然ですが事前に違いを知っておく事はとても重要だと思います!
- 気候や気温の違い
- 家賃相場や住環境の違い
- 食材の価格や種類の違い
それでは順番に解説していきます。
気候の違いについて
私にとって北海道は基本的に寒いなぁ、、と感じる事が圧倒的に多いです。
このブログを書いている6月の昼間の札幌の気温は17℃。
外は晴れていて気持ちよさそうですが、室内では裸足でいると寒いです。
本格的な夏を迎える8月の2週間くらいは暑いなぁと思う時はありますがそれ以外の時期に暑く感じるタイミングはあまりありません。
これは私がデスクワーカーで基本的に室内で動かないからという理由もあります…
月並みですがまずは気温の比較をして行きます。
平均気温の比較
エクセルで簡単に過去の札幌と沖縄の平均気温のグラフを作ってみました。
使用しているデータは気象庁の過去の気象データ検索ページにあった札幌と那覇のものです。
どちらも抜けがなく出揃っていた1952年から2021年までのデータの各月の平均値を使用しています。
こうしてみると寒暖の差が−4℃〜21.9℃(±25.9)の札幌に対し那覇は16.6℃〜28.6℃(±12)と緩やかです。
ちなみに年間の平均気温は札幌8.6℃、那覇22.8℃でした。
那覇も冬は寒い!と良く聞きますが寒暖差があれば当然寒く感じますよね。
最高気温の比較
とっても暑いイメージのある沖縄ですが過去の最高気温平均は31.5℃。
データ上は道民の未体験ゾーンみたいな気温はありませんでした。ただ、圧倒的に湿度が違うのでそこでやられそうな気もします。
夜に25℃を超える熱帯夜は北海道にいると数えるほどしかありませんが、カビ対策でエアコンフル稼働は覚悟の上なので眠れないと言うよりはエアコンで体調崩さないかどうかの方が心配です。
暑さとしては沖縄で35℃を超えるような猛暑日はそうそうありません。
理由は周りを海に囲まれているので海風で冷やされているからだそうです。
そして一番寒い時期の那覇、1月でも最高気温は19.2℃と札幌の5月下旬くらいの暖かさです。
それに比べて北海道ときたら最高で−0.8℃という沖縄の人が体感した事のない異次元の寒さが存在します。
帯広に住んでいた頃に沖縄出身のスタッフと一緒に働いた事があるのですが「北海道の冬は命の危険を感じる!」と言っていました笑
最低気温の比較
完全に道民目線ですが札幌だと最低気温も−7.7℃と大した事ないですね笑
帯広に住んでいた時はバスで通勤していたのですがに−20℃の中では5分待つだけで死にそうでした…
全身ヒートテックにダウンコートを着て足元は膝下まであるソレルのブーツでしたが震えが止まりませんでした。
沖縄の最低気温14.3℃は海からの風が冷たいので体感気温的には10℃くらいまでは寒い日があるそうです。
日中に20℃近くまで上がっていて夕方に14℃なると肌寒く感じるのは当然ですね。
北海道ではあまりやらないのですが沖縄ではTシャツに羽織りorアウターが使い勝手良さそうです。
やはりTシャツ短パンだけで移住すると痛い目に遭いそうです。
道民は大体どこに行っても暑く感じて一人だけ半袖になります笑
梅雨について
北海道は最近「蝦夷梅雨」と言う5月から6月にかけて2週間くらい雨が続く時があったりします。
そもそも蝦夷梅雨とは?
蝦夷梅雨、という言葉は聞いたことがあると思いますが、実は正式な定義というのはありません。通常、本州などに梅雨をもたらす梅雨前線は、停滞したりしながら、ゆっくりと北上していきます。7月後半になると、その前線が北海道にもかかり、曇りや雨の天気となることはありますが、本州の梅雨のように長続きするケースはあまり多くありません。というのも、梅雨前線は北海道付近まで北上すると消えてしまうことが多いからです。それが、北海道に正式な梅雨がない、といわれる理由でもあります。しかし、この梅雨前線が北上すると、北海道でも日差しがなくなり、雨の降る所が多くなる年があるのも事実です。そのため、これを蝦夷梅雨と呼ぶこともあるのです。
tenki.jpより
ただあまり期間が長く無いのとジメジメベタベタするほど気温が高く無いのであまり印象に残りません。
沖縄では大体5月の10日前後に梅雨入りし、6月の20日頃に梅雨明けするそうです。
蝦夷梅雨の方は2週間と期間も短かく気にする程の激しい雨は降らないのでさほど気にならないのが現実です。
カビ問題
ジメジメベタベタと来ると今度はカビが生えやすい問題です。
札幌で暮らしていると食べ物をほっといてカビが生えた!という事ってほぼないです。
以前1階の日当たりが悪い部屋に住んでいた時にクローゼットの中が一部カビたことがあります。
沖縄ではカビが一大コンテンツになる程のあるあるらしく、情報が沢山出てきます。
その程度でもカビを掃除した時の事を思い出すと…しまいっぱなしになりそうな服とか靴とかは全部処分してから移住しようと思います。
しまっていた子供の冬服がカビました・・・
クローゼットのカゴがカビてる!
その他にも革ジャン・革靴・ヴィトンのバッグなど革製品の情報が特に多くありました。
かりゆしウェアが正装になってなかったらスーツとかクローゼットで即効カビそうですよね。
家賃について
札幌と那覇の家賃比較
という意見を良く見ます。
これは県外からの移住者が多いことも原因の一つになっていそうですよね。
供給できる物件の量に対して移住者が多ければ賃料はどんどん上がっていくでしょう。
実際に札幌で一番家賃の高いエリア「札幌市中央区」と「沖縄県那覇市」の賃料を比較してみました。
絞り込み条件としてはちょっと特殊ですが我が家が札幌で部屋を選ぶ以下の基準を入力しました。
- 物件種別:アパートマンション一戸建て
- 専有面積:50㎡以上
- 築年数:築5年以内
結果はやはり那覇市の方がほぼ高い結果となりました。
2DKだけ札幌の方が高くなっていますがそもそもの物件数が無かったので誤差の範囲だと思います。
この結果だけを見ると札幌の中心部に住んでいても那覇に移住すると住宅コストは上がると言えそうです。
沖縄でも同じ基準で探すかどうかはわかりませんが、コストを下げようと思ったら都市部からは離れざるを得ないようです。
沖縄で物件を探すのに便利なサイトのご紹介はこちらの記事
食材について
北海道は道産食材が豊富
こちらの記事でも少し触れましたが食材については北海道の方が手軽に安くて新鮮な野菜や魚が手に入りそうな印象です。
北海道はその土地柄、野菜や海産物が豊富にあります。
回転寿司が既に美味いのは有名な話ですが、スーパーで売られているお寿司でも十分美味しいです。
沖縄のお刺身は?
沖縄ではお寿司やお刺身を食べた事が無いのですが、2月にうるま市のうるマルシェに行った時はマグロなど刺身用の魚が売っていたと思うので次に行った時にはお店で買ってきて食べてみようと思います。
ハワイで食べるアヒ・ポキが美味しいように沖縄にも美味しい海産物は沢山あるイメージです!どこにでも美味しいものは絶対あります!
沖縄で食べられているマグロは沖縄近海の生マグロ!
北海道で食べるマグロに勝るとも劣らない美味しさでした!魚のバター焼きや唐揚げも美味しいです!
お野菜事情の比較
野菜に関しては北海道産のものも多いですが宮崎県産や熊本産などの野菜も普通にスーパーで売ってます。
上で紹介した記事の中でイオンのチラシ価格を比較していますが全体的に沖縄の方が高めな傾向でした。
北海道は広いので消費量を考えると沢山輸送してもなんとかなるのかもしれません。
北海道でもスーパーは高くても道の駅や農家さんの所で買うと安いものがあったりするのでその辺は工夫して行きたいですね。
まとめ
移住全てに言える事だと思うのですが、やはり今住んでいるエリアと比較してここが悪くなった、前の方がよかったと考えても意味がありません。
移住した土地の良いところを沢山感じて、今までなかった問題には色々調べたり聞いたりしながら対策して行けば良いかなって思います。
なんか初めて子供が生まれて未知の問題が沢山!っていうのと似てます。
- 一年中暑い訳ではないので冬の事もしっかり考えておく!
- カビ対策は念入りに!
- 家選びは何を重要視するかをキチンと決めてから!
- 食材はその土地の手に入りやすい美味しいものを食べよう!
お仕事関係はまた別の記事はこちら!
実際に移住してみて感じた感想などはこちら!
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